令和5年11月7日(火)10:30~12:00
早良公民館講堂において 福岡市総合図書館によるアジア映画「ジャングルスクール」の上映会が行われました。
あらすじ
スマトラ南部ジャンビにある広大な国立公園。環境 NGO ワナラヤのブテットは、森林
に居住する子どもたちに読み書きや算数を教え
る活動に熱心に取り組んでいた。川の下流地域の ブンゴとの出会いを通し、閉鎖的で外部との交流を拒
む下流域集落においても、子どもたちへの教育の場が必要であることに気づく。 ブテットは、学習意欲旺盛な
子どもたちに勉強を教え始める。しかし、集落の長老たちは、読み書きができず同意書の内容を理解でき
ない。外部への不信感を抱きつつも、謝礼のビスケットや砂糖と引き換えに同意書に拇印を押してしまうのだ。上司と決裂したブテットは NGO の職を辞し、ついに自ら“森の
学校”の設立に向けて動き出す。文字を読めない原住民族に文字を教えていく中で、主人公は自分が彼らに教えているのではなく、彼らから学んでいるのだ、ということに気付きます。
人は何のために学ぶのか。
文字が読めないために、外部から来た人間たちに好きなように森を荒らされている…。
その事実に心を痛める少年が、母親に「鉛筆が災いをもたらす」と反対されながらも、「自分がこの部族を守っていくんだ」と固い決意を持って学び続ける姿に、教育の本質を見たような気がしました。
その事実に心を痛める少年が、母親に「鉛筆が災いをもたらす」と反対されながらも、「自分がこの部族を守っていくんだ」と固い決意を持って学び続ける姿に、教育の本質を見たような気がしました。