5月10日(日)に総会終了後、保護司の藤村君代さんをお招きして、命の大切さ、人の大切さのお話、又、心に響く詩を読んで頂きました。
その中で2つ紹介させて頂きます。
1985年、今から30年前の日航機飛行機事故のお話です。
この事故で、同和地区出身の結婚間近な娘さんが犠牲になりました。婚約者の家族は同和問題をよく理解された方で、婚約に至るまでの話をされました。その後、婚約者は結婚をされ、お子さんにも恵まれました。
犠牲になった娘さんが亡くなったことで縁が切れたわけでもなく、ご両親のお宅にご家族で訪問され、今でもお会いしているとの事です。
人を大切にするそのわけ隔てのない考え方に感動せずにはいられませんでした。
その考え方は、このお子さんたちに受け継がれることでしょう。
話を通して、正しく理解することの大切さを学びました。
もう1つのお話です。
松谷みよ子さんに送られた手紙“わたしの妹”のお話です。
これはいじめのお話です。
引っ越しをきっかけに小学生でいじめに会い、自分の殻に閉じこもったまま、命を落とした妹さん!
今の時代も何ら変わりません!!いじめ問題は次第にエスカレートしていきます。
藤村先生は小学校での講演の最後に「みんな悪いったい」という子どもの発言にハッとされたことがあったそうです。
「みんな」とは、いじめはいじめる子どもはもちろん悪いけれど、いじめに気づき傍観している周囲の子ども、いじめに気づかない大人や学校のことを直観的に言ったと思います。
子どもの言葉より、いじめに対してみんなで見守っていかなければならないと気付かされました。